ライターとYouTuber 親和性の高さに驚嘆した訳
ライターとYouTubeは相性がいい! ライターは思い切ってYouTuberになるべきです。
50代後半でも!? やってみたら、YouTubeで番組を簡単に作れました! それは、長年ライターとしてやってきたからだと痛感しています。YouTuberになって2ヶ月。そして、ライティングの仕事を初めて34年(笑)の信州の母さんが確信!
なぜ、ライターとYouTuberは親和性が高いのか? 実体験をもとに、その驚愕の訳を7つ説明します。
1. シナリオを書くことが土台に
YouTubeの動画制作では、話すスキルがつくまでは、まずシナリオを書きます。そこでは、ライティングのスキルであるPREP法が役立ちます。要点を先に紹介、最初の数秒で視聴者の心を掴むセリフを言います。そして順を追って理由や事例をわかりやすく説明。そして最後に心に響く結論を少し言葉を変えて伝えます。
これらは、まさに、文章を書くときのテクニックです。読みやすい文章は、口に出して読んでみるとテンポの良い文章です。シナリオを書くという最初の作業から、もうライターは優位に立っています。
2. ボキャブラリーと表現力が宝
話し言葉は、わかりやすさが一番です。でも、何度も同じ表現しかできない。そんなスピーカーは飽きられます。その点、ライターは大丈夫。言いたいことを短いキャッチコピーにしておき、途中の説明では、しっかり、的確で豊富なボキャブラリーを使って表現していけばいいのです。
ニュース性の高い原稿を書き慣れているライターは、さくっと、視聴者の心をつかむでしょう。ストーリー性を大事にしているセールスライターなら、視聴する人にいかにストーリーを魅力的な表現で伝えるかを知っています。まさにライティングと同じスキルです。
3. ターゲット意識に慣れている
ライターの命は、自分が書く媒体のコンセプトとターゲットをしっかり理解していることです。
それに慣れているから、違和感なく、自分自身で決めたコンセプトやターゲットに沿う番組を制作できるのです。これは、ライター以外の人にとっては、とても難しい意識です。
4. コンテンツの引き出しがいっぱいある
YouTubeはコンテンツが重要です。ライターもまた然り。読む人にとって勉強になる、楽しめるコンテンツを、日々発信しようと躍起になった経験があるはずです。
ブロガーでなくても、引き受けた仕事に対して、どういう情報を集めて、どういう切り口でコンテンツを作るか。そんな毎日を繰り返しているでしょう。だとしたら、そのアイデアをそのままYouTubeのコンテンツにすればいいのです。切り口を少し変えればいい。ライターの特権です。
5. 構成力を持っている
ウェブライターであれば、構成力は必須です。例えば、伝えたいことを5つの段落に分けるなどして、小見出しをつけて発信します。写真や図などを効果的に入れる。
こうした構成力は、形は違っても、動画作成に生きてきます。大事な場所を太字にするように、テロップを入れるとか、難しい説明の時は写真や図を挿入するとか。わかりやすい順番で説明を入れ替えるとか。動画の編集段階でもこうしたスキルは生きてきます。
6. コンスタントに制作できる
YouTuberの9割は、3ヶ月も続かないと言われています。あるYouTube講師曰く、1ヶ月乗り切れる人も少ない世界、らしいです。多くの人たちがYouTubeに挑戦しては消えていく毎日です。ですから、続けたものが勝つのです。
この話は、ライターなら誰でも聞いたことがあるはずです。継続は力なり。つまり、ブログやSNSをやっている、ライターとして食べられている、そこで少しでも稼いでいる。そんな人にとっては、この継続というハードルは、クリアできる可能性は高いでしょう。
ただし、どうコンスタントに制作して発信するかは、よく学びよく考えてスタートすることをお勧めします。なぜなら、受注の仕事とは違って、締め切りも自分で決めなければなりません。
7. 身につくスキルや人脈が大きい
ライターとして、ワードプレスを学んでブログを自主制作している人も、多いのではないでしょうか。YouTubeをスタートするには、できるだけ短い時間で、自分で動画を撮って、動画編集ソフトで編集して、YouTubeにアップする。そしてブログ記事内にサクッと挿入する。そんなスキルが身につくはずです。
そして、ライティング以外の、動画撮影、動画編集、サムネイル画像制作、しゃべり方のコツや、表情の作り方、服装やディスプレイなどなど。今までは、「書く」という平面でしかなかった仕事が、音声やビジュアルまで、三次元のスキルが身につくのです。
こうした経験自体がリズミカルな文章を書く力や、コンテンツ制作にもつながっていきます。そして行動を起こせば新しい人脈もできます。もちろん、仕事の宣伝にもなるでしょう。ただのライターもいいのですが、YouTubeで発信することで、さらにスキルアップして、クリエイターとしての明るい未来が開けてきます。
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